





高校卒業後、地元企業のエブリイに入社。
「大好きな野球を、社会人になっても全力で続けたい」という想いを胸に、福山市内の企業12社が支援する社会人野球チーム「福山ローズファイターズ」に入団。仕事と両立しながら地域を盛り上げてきた。現在はチームを卒団し、エブリイのチーフとして業務に専念。これまで培ってきた「最後まで諦めない粘り強さ」を活かし、店舗の販促企画立案など新たな挑戦にも積極的に取り組んでいる。
目の前のお客様の笑顔が、自分のやりがいになる仕事

入社のきっかけは、エブリイの店舗見学でした。お店全体が明るくて活気があり、「ここなら会社の一員として全力で働けそう!」と心が動いたことを今でも覚えています。学生時代は野球一筋で、アルバイト経験はゼロ。社会人になって初めての仕事は、毎日が新鮮で分からないことが多かったです。でも、「まずはやってみる」という姿勢で、一つずつ仕事を覚えていきました。そんな中で「やりがい」を感じたのは、試食販売をした際にお客様に「美味しいね、これ買っていくよ!」と声をかけてもらえた瞬間でした。また、自分が作ったお惣菜を手に取ってもらえたときや、自分で考えた企画が完売したときは、本当にうれしくて「自分の頑張りが、誰かの“笑顔”や“美味しい”につながっている」と感じました。エブリイはお客様との距離が近いからこそ、お客様の反応がダイレクトに届く。それが現場で働く面白さであり、商人としての誇りにつながっています。
出来たての鮮度に想いを込めて

最初の仕事は、和惣菜やサラダ、お好み焼きなどのパック詰め。「どうやったら早く、正確にできるか?」を自分で考え、1日の予定から逆算して作業を組み立てるようになりました。時間を意識することで自然とスピードも上がり、唐揚げを揚げる作業を、上司よりも早く仕上げられたときは、とてもうれしかったです。今はチーフとして、部門をまとめる立場に。入社当初、先輩方から教わった業務や、エブリイが大切にしている考え方を、今度は自分が伝えていく立場になりました。僕がずっと大事にしていることは、「お客様に喜んでもらえる商品を届けたい」という気持ちです。例えば唐揚げは、「揚げたてを食べてほしい」と思い、お昼前の11時頃に出来上がるように工夫しています。こうした小さなこだわりの積み重ねが、「美味しい!」という声や、お客様の笑顔につながっていく。それが何よりのやりがいです。日々の仕事の中に、お客様に喜んでいただけるヒントがたくさんあります。これからも、目の前のお客様に本気で向き合いながら、「美味しい」の輪を広げていきたいと思っています。
支えられてきた分、今度は仲間の力に
入社してからこれまでずっと、周りの人たちに支えられてきました。分からないことがあればすぐに聞いて、上司や先輩の動きを真似しながら少しずつ覚えていく。そんな積み重ねの毎日でした。でも最近では、自分から工夫することも増えてきて、「こうした方が効率が良い」「このやり方の方がきれいな商品化になる」など自分で改善点気づいて動けるようになってきました。今後の目標は、「頼れる先輩」になること。入社したての頃、たくさん助けてもらったように、次は自分が仲間の背中を押せる存在になりたいと思っています。誰かの挑戦を応援できるような人になって、地域のお客様に対しても、仲間に対しても“力になれる人”を目指して、これからも挑戦を続けていきます